強迫性障害は把握することが大切|理解を深め病気と寄り添う

カウンセリング
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どんな病気なのか

精神的な病気、不安やストレスなどからくる精神疾患のひとつに、「強迫性障害」と呼ばれている症状があります。この強迫性障害とは、その名の通り「強い強迫観念」や「不安感」、または「こだわり」などによって、生活に支障がでてしまう病気のことです。自分でも症状の自覚があるパターンの場合、「自分でもつまらない、取るに足らないことだとわかっていても、その行為をするのがやめられない」、「何度も何度も同じ行為を繰り返してしまう」といったことに悩んでしまい、さらに強いストレスを抱えてしまうことになります。

たとえば、自分の手が不潔に見えて何度も手を洗ったり、出かける際に何度も戸締まりや火の元を確認したりといったことは、この強迫性障害が原因であることが多いのです。自分でわかっていても、その自分の意思に反して同じ行為を繰り返してしまう「強迫行為」、自分の意思とは無関係に、払いのけることができない「強迫観念」などから成り立ちます。

この強迫性障害を、病気だと自覚していない、気づいていないという患者は多いのです。強迫性障害の国内での患者数は正確にはわかっていませんが、日本では患者の報告数が少ないことがわかっています。それは、強迫性障害を病気だと思わず、性格や気質の問題だと考えてしまう人が多いからではないか、と考えられています。また、日本は欧米に比べて精神科を受診することをためらいがちな空気があります。そういった空気があるので、強迫性障害になっていることにも気づけないでいる患者が多いと考えられています。欧米の統計では、精神外科に通院している患者さんのうち、約9%が強迫性障害を発症しているというデータが取れています。それと比較すると、日本の精神外科での統計データでは多い時でも4%前後という報告しかありません。

それだけ、精神科での受診や治療に抵抗がある、という空気が日本にあると考えられています。しかし、それでは症状の発見が遅れ、治療も必然的に遅れることになります。生活に支障をきたさないためにも「これは異常なのでは」と感じ次第、精神科などの専門医へ相談することが大事です。症状を自覚した際、または親しい人の様子で異常に感じたことがあれば、勇気を出して診断に踏み切ってみましょう。

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