強迫性障害は把握することが大切|理解を深め病気と寄り添う

机の上で悩む男性

治療方法について

笑顔の看護師

強迫性障害は、発症から慢性化する病気として知られています。しかし、克服ができない病気ではありません。専門医に相談し、きちんとした治療を受ければ克服できる病気です。強迫性障害の治療法には、うつ病などと同じく2つのパターンに分けることができます。この2つのどちらか、または両方の治療法を併用することで、強迫性障害を克服することができます。

まず1つ目の治療法は「薬物治療」です。薬物治療とは、その名の通り抗うつ剤などの薬を服用し、治療していく方法です。強迫性障害の薬物治療には、「SSRI」と呼ばれる薬が主に使われます。この「SSRI」とは、抗うつ剤の一種です。SSRIは、強迫性障害の原因であると言われている神経伝達物質「セロトニン」の異常を調整し、正常にする働きをもっています。数ある神経伝達物質のうち、セロトニン系の物質にのみ作用して、機能不全を正していきます。他の薬とは違い副作用が少なく、比較的安全な抗うつ剤だといわれています。

そしてもう一つの治療法は、「認知行動療法」と呼ばれている治療法です。この認知行動療法は、患者さんが陥りやすい思考パターン、行動パターンなどを医師も一緒になって把握し、その認知の歪みの対策方法を考えていく治療方法です。そうすることで患者さんが自身の行動パターン、思考パターンのクセに気づき、柔軟な思考力を身につけることができます。この治療法には、「暴露反応妨害法と呼ばれる方法や、患者さんの悩みをとことん聴いて不安を軽減しようとする「支持的精神療法」などがあげられます。